和歌山県立貴志川高等学校

学校長 ご挨拶

   「以和為貴(和を以て貴しと為す)」   ~つながりを大切に~

 和歌山県立貴志川高等学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。
 令和7年4月1日に着任いたしました 野川 景子(のがわ けいこ)と申します。どうぞよろしくお願いします。

 貴志川高等学校は、清流・紀の川がもたらす豊かな恵みと美しい自然、長い年月にわたってはぐくまれてきた伝統ある歴史・文化のまち、和歌山県紀の川市貴志川町にあります。春の桜、夏のゲンジボタル、秋の実り、冬のイルミネーション等、貴志川町には、四季折々の魅力があふれています。穏やかで落ち着いた環境の中、貴志高生たちは、いきいき元気に学校生活に取り組んでいます。

 本校は、昭和23年に和歌山県立那賀高等学校貴志分校として発足し、和歌山県立貴和高等学校定時制課程、全日制女子高等学校等を経て、昭和58年に和歌山県立貴志川高等学校(全日制普通科、男女共学)となりました。平成11年には「人間科学科」が新設され、これまで地域社会や地域産業を支える人材を多数輩出してまいりました。

 現代社会は「VUCAの時代」と言われます。VUCAとは、Volatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取った造語で、社会やビジネスにとって、未来の予測が難しくなる状況のことを意味します。混沌としたVUCA時代を生き抜くためには、多様な「人」「もの」「こと」とのつながりが非常に重要です。

 校訓「以和為貴(和を以て貴しと為す)」は、聖徳太子が制定した「十七条憲法」第一条の冒頭に由来します。一人一人の存在はかけがえがなく、貴いものです。お互いを認め合い、尊重し合って、つながることはとても大切です。
本校では、地域や時代のニーズに対応し、「つながり」を大切にした教育活動を推進しています。

 「学び直し」で基礎学力を充実させ、「和歌山電鐵貴志川線の西山口駅ウオールアート」 「よみかたりボランティア」「貴志川イルミネーション」等のボランティア活動、令和7年度より開講する学校設定科目「課題探究」等、地域と連携・協働した活動を通して、地域に愛着を持ち、主体的に地域貢献・社会参加に取り組める生徒を育成しています。

 「つながりを大切にする貴志川高等学校」 
 皆さまの温かいご支援とご協力をいただきながら、飛躍と挑戦を続けていきます。どうぞよろしくお願いいたします。