「一に曰く、和を以って貴しと為し杵う事無きを宗と為せ、人皆党有りてまた達者なる者少なし、是を以って或いは君父に順わず作た隣理に違う、然れど上和下睦事を論ずる に替わば、事と理自ずから通ずまた何事か成らざらん。」
いちにいわく、わをもってとうとしとなしさからうことなき をむねとなせ、ひとみなとうありてまたたっしゃなるもの すくなし、これをもってあるいはくんぷにしたがわずまた りんりにたがう、しかれどじょうわげぼくことをろんずるに かなわば、じとりおのずからつうずまたなにごとかならざらん
第1条、和を大事にし、反抗することのないよう心がけよ。
人は誰しもが仲間をもっているが、道理を悟っている者は少ない。
それゆえ、君主や父に従わなかったり、身近な人と仲違いしたりする。
しかし上に立つ者がなごやかで下の者が仲良く意見を述べあえば、自然にものの道理がわかり、すべての事がうまくいくだろう。
という意味で、実際の文章はこの通り結構長文なのです。
日本人なら一度全文読んでみることをお奨めしますよ。